ネット声優・ボイスコの報酬相場

  

皆さん、こんにちは。
まはっとです。

 

ネット声優・ボイスコの探し方は分かったけど・・・

一番重要なのは予算と報酬・ギャラの関係・・・

 

ネット声優・ボイスコの報酬・ギャラははっきり書かれていないことも多くて

予算の中で収まるか心配・・・

 

ネット声優・ボイスコのみならず、フリーランスに外部発注する時は

誰でも不安になってしまうものですよね・・・

 

その中でも料金面は一番大きなポイントです。

 

 

ということで今回は、ネット声優・ボイスコに依頼する時の料金相場や

その内容について詳しく掘り下げてみようと思います!

 

 

※手っ取り早く報酬相場を知りたい方は目次の3から読み進めてください。

 

若手声優やナレーターのギャラ相場

 

あれ?ネット声優・ボイスコの料金相場の情報を見に来たのに

なんで声優・ナレーターのギャラを紹介するんだろうと思った方もいらっしゃると

思います。

 

まず、先に言っておきますと、

ネット声優・ボイスコのギャラははっきり決まっているわけではありません。

 

きちんと機能している組合やギャラ・報酬を決めている機関が現状無いからです。

     

今後、YouTuber事務所のようにネット声優・ボイスコ事務所が出来て、

決まっていく可能性もありますが、まだその動きすら見られないようです。

 

ですが、この記事のタイトルの通りだいたいは決まっているため、後で紹介をしますが、

まずは、料金感覚を分かってもらうためにもこちらを参考にします。

   

  

若手声優・ナレーターのギャラですが、一番スタンダードな金額ですと

一本15000円になっています。

 

もちろん、制作物や発注先に合わせて柔軟に対応することもあります。

これは、あくまで事務所に入ってくるお金になるので実際の制作費用とは異なります。

 

通常、タレント事務所が直接発注を受けて収録し、納品することはほぼ無いからです。

(僕が過去に所属していた事務所にはありましたが、事務所や社長に業界に対して
かなり影響力がないと難しいです。)

   

ですので、実際には広告代理店や制作会社、録音スタジオが間に関わっていて

音に関する制作費だけでも数十万~数百万掛かることもあります。

  

ここまで、話を聞くとなんとなく分かってくるかもしれませんが、

ネット声優・ボイスコに発注するのはかなりお得だったりします。

  

ほとんどのネット声優・ボイスコは宅録機材を持っていて、スタジオを通さず

収録が出来て簡単な編集作業をして納品してくれる訳ですから間の制作費も

節約できます。

   

   

さて、肝心の注目するポイントですが、

実質的に若手声優・ナレーター個人に入ってくるお金についてです。

  

ギャラはそのまま所得になる訳ではありません。

 

事務所によっても違いますがマージンや税金を差し引かれて

おおよそ7000円~9000円ほどになってしまいます。

 

もちろん、これだけでは若手声優・ナレーターは全く生活出来ません

  

収録一つに掛かる稽古時間、収録拘束時間、移動時間・交通費、事務所とのやりとりの

時間を含めると基本赤字です。

ほとんどがその赤字をアルバイトで埋めています。

 

ですが、ネット声優の場合その工程をいくつか省けるため、赤字になることは

何とか避けられます。

  

つまり、この辺りの料金を支払えば最低限ご依頼者様の作品にある程度の

収録時間と稽古時間を確保して制作に当たれることになります。

(※文字数にもよります、何万字とかになると変わってくることもあります。)

   

僕自身も不動産やメーカーのCMナレーションのお仕事をさせていただく場合

この辺りかそれ以上の報酬をいただいております。

  

この後でも紹介しますが、正直安すぎるギャラになるとまともに役や読みを作り上げたり

アクセントのチェックや原稿上の文章や読みに対する提案、アウターサポートなどといった

十分なサービスを提供できません。

  

なので、ご依頼者様がネット声優・ボイスコに依頼して

最低限の報酬で且つしっかりものづくりをされたい場合、

7000円-9000円-あるいはそれより上の金額で提示してみてその中でしっかり制作をしてくれそうな

ネット声優・ボイスコに依頼することがオススメだと言えます。

 

 

声優・ナレーターとネット声優・ボイスコの収録作業時間

  

またまた声優・ナレーターの文字が出てきました。

  

こちらもはっきりと決まっていないネット声優・ボイスコの収録作業時間を

分かりやすく比較するためのものです。

   

なぜこんなことをするかというと報酬は作業時間にも大きく関わってくるからです。

  

さて、まずはイメージの湧きやすい声優のアニメ収録の時間です。

こちらは、30分のアニメでテストなどを含めて収録開始から3-4時間程度

言われています。

 

意外に長いと感じた方も、意外に短いと感じた方もいるでしょう。

普通に必要なセリフだけを入れていけばそんなに時間が掛からなそうなイメージ

ありますが、中々そうもいきません。

   

声優は3本のマイクを全キャストで使っているため、収録の時のマイク順番決めや

また、合同で稽古をする訳ではなく、稽古してきたものを当日合わせることになるので

現場で演技のディレクションをし直したり、一人二役の場合は片方を別録りにしたり、

ガヤ撮り(大勢に人間が話していてガヤガヤしたように聴こえる音声)などを含めると

それでも短く収まっていると言えます。

  

  

では、基本的に一人で収録ブースに入るナレーターの場合はどうでしょう?

 

こちらも案外時間が掛かっています。

  

5分のPVに声を当てようと思うとおおよそ1時間。

15-20分のものをやろうとすると3時間以上掛かります。

 

個人で声を入れるのにそんなに時間が掛かるの?と感じると思います。

 

この作業時間の中には、MA(マルチオーディオ)という作業も含まれています。

 

これは、声を録りながらその場で音楽と合わせながら尺調整をしたり、中には

その過程で原稿文を修正して、読み直したりと音声に関する作業をその収録時間に

コンパクトに納めなくてはならないからです。

   

いくらプロでそれなりに報酬をいただいているとはいえ、スタジオで一日一件ずつ

仕事をしていたのでは赤字になってしまいます。

  

利益を出すためには決められた作業時間の中で収める必要があります。

  

さて、肝心のネット声優・ボイスコの収録作業時間についてです。

  

これに関しては正直はっきり決まっていませんし、人によってバラバラです。

  

ですが、これまでに紹介した通り、ネット声優・ボイスコは個人で宅録を行い、

納品しています。

  

つまりは、プロの現場で複数人で行っている作業を一人でやらなくてはならないのです。

(声優・ナレーター、ミキサー、音響監督、ディレクターなど)

  

もちろん、本格的な編集などは最終的にご依頼者様や別に依頼された編集担当様が

されますが、それでも簡単な作業ではありません。

  

僕の場合、7分前後のYouTube漫画動画でもやはり3時間前後は掛かってしまっています。

参考までに僕の出演履歴をどうぞ↓

  

   

中には、15-20分くらいで収録が出来ると思っている方もいますが、

とてもその時間では出来ません。

  

それでも、数十分で収録して納品出来ますというネット声優・ボイスコも出てくるかも

しれません。

 

ですが、ここまでの話を聞いてその時間でまともな作品に仕上がると思いますか?

おそらく、よほどの腕が無い限りは厳しいでしょう。

  

これは、ご依頼者様に対して納期を迫るな、十分なギャラを支払えと言っている訳では

ありません。

   

ご依頼者様自身の納得のいくものづくりをする上でこの感覚を持っておくことが大事だと

いうことです。

    

ご依頼の際の判断にあまりに早すぎる納期で提案してくるネット声優・ボイスコに

対しては少し気を付けた方が良いかもしれません。

   

これは、報酬に関してもそうです。

  

仮に先ほど紹介したYouTube漫画動画の報酬が3000円だとして

収録時間が3時間になると時給換算すると1000円ほどになります。

  

これは都心部では普通のアルバイト時給と変わらない料金です。

こうなると限られた時間で納めなければ普通にアルバイトをするよりも

遥かに時給換算した時の収入が減ってしまいます。

   

これはお仕事にいい加減に取り組むというより生活を考えるとある程度

抜くところは抜かざるを得ないということになります。

  

この点に関しましては、ご依頼者様がそこまでのハイクオリティを求めていない場合も多いので、

それでバランスが取れていることもあります。

  

いずれにしても、ご依頼者様の作品と求めているクオリティに合わせて

どのくらいの作業時間かまた報酬になるのかを考えた方が理想の作品作りに

近づくと思います。 

   

    

ネット声優・ボイスコの2020年現在のギャラ相場

   

さて、ここまでかなり長い前置きになりましたが、

2020年のネット声優・ボイスコのだいたいのギャラ相場です。

  

  

YouTube漫画動画、広告動画

(一本当たり)

500円-1500円

2000円-3000円

4000円-5000円-↑

  

だいたいこのあたりに区分になっています。

  

3つに分かれているのは、

求めているクオリティによって値付けされている可能性が高いからです。

  

見ての通り、上から下に行くにつれて求めるクオリティが上がっていきます。

   

これは、僕達ネット声優・ボイスコが決めている訳ではなく、

ご依頼者様の案件募集時の提示価格になりますので、求めている制作物のクオリティに

直結していると言えます。

   

本当に安い募集になりますと100円-200円からのものもありますが、

マイクだけを持っている声優未経験の人も応募してくるためあまりオススメ出来ません。

 

  

企業、VPナレーション

(一本当たり)

5000円-30000円-↑

  

こちらは会社のPVや社内のプレゼンテーションなどしっかりした案件になります。

  

会社の印象などにも直結するため、十分な報酬を出して安心出来るクオリティを

求められるご依頼者様が多いですね。

  

読みの雰囲気やキャラクターを演じる場合も、少し堅めの感じを求められることが多く

中にはTVCMやWEBのPVと変わらないクオリティでお願いしたいと言うこともあります。

   

そうなると、それなりのナレーター経験がある人や或いは現役のプロに依頼することになり、

このくらいの価格帯にはなるかと思います。

  

  

CMナレーション

(一本当たり)

5000円-15000円-↑

   

こちらも会社や商品のイメージを制作物が背負うことになるため、

ある程度の報酬額にはなっています。

  

基本的に制作会社や広告代理店を通してTVCMやWebCMなどを制作するのが予算的に厳しく、

ネットで様々な制作が可能になったことでCMやPV作りにチャレンジしようというご依頼者様が

多いイメージですね。

   

ですので、おおよそ~15000円くらいになります。

もちろん、それ以上の場合もありますが。

  

  

ゲームボイス

(一本当たり)

5000円-15000円-↑

(R18)
10000円-↑

  

こちらは、スマホのアプリゲーム同人ゲームなどといった制作のために

個人の方や発展途上にあるゲーム制作会社様などがご依頼されることが多いです。

  

結局はセリフ分量などにもよりますが、YouTube動画と違って直接売り物になって

利益を出すものである場合もあり、さらにボイスの納品形式が1セリフにつき

1ファイルになることがあるなど手間も掛かるためYouTube動画に比べると

高めに設定されているようです。

  

R指定のあるものも声優自身のことを配慮して高くなっています。

  

  

実際の報酬の決まり方・決め方

  

さて、ここまでおおよその報酬相場をご紹介してきましたが、

実際には、この例外になるケースも珍しくありません。

 

あくまで全体的な雰囲気や平均してみるとそうなるというだけです。

  

前述しましたが、きっちり組合が定義づけを行っているわけではないので、

組合所属声優がそれを守ったり、ご依頼者様がそれを配慮するなど

一定の拘束力が現状ないからです。

  

実際には、案件を募集する上で、

提示額で引き受けてくれそうなネット声優・ボイスコを募って、

その中から条件に合いそうな人に依頼したり、

また直接ネット声優・ボイスコに連絡を取ってみてそこで交渉してみたりと

ご依頼者様とネット声優・ボイスコの2者間で決める事がほとんどです。

  

ですので、基本的にはご依頼者様の予算や条件、状況を考えて理想の

報酬を提示額として出してみて、中々ネット声優・ボイスコの集まりが悪かったり

理想のクオリティと違う場合などに今回の「報酬相場」参考にしてみるのが

良いかと思います。

  

  

まとめ

      

さて、今回はネット声優・ボイスコの報酬相場について紹介しました。

  

ご依頼者様に報酬相場をご紹介するのと、同時にネット声優・ボイスコに

対する理解を深めていただけたらとかなり長くなる部分もありましたが、

最終的にご依頼者様のご満足いただける制作に近づいていただくためという

思いでもあります。

   

僕達、ネット声優・ボイスコとしてもまずはご依頼者様に満足いただけることを

一番の目標にしているからです。

  

是非、活用していただければと思います。

それでは、この今回はこのあたりで失礼します。